単発で寂しい花火の写真を豪華で迫力のある写真に仕上げる方法

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花火の撮影はうまくできた!でも、いざ見てみると1枚1枚の写真に写っている花火が少なくイマイチ迫力に欠ける。。。

そんな時に非常に簡単に豪華で迫力のある花火の写真にする方法の紹介です。

花火の撮り方の紹介は下記で紹介しています。

ミラーレス一眼カメラ「Panasonic LUMIX GX8」で花火を綺麗に撮りたい!
夏の風物詩の花火。7月、8月は各地で多くの花火大会が催されます。カメラを持っているならば花火を撮ってみたくなりますよね? 今回は、パナソニックのミラーレス一眼カメラ「Panasonic LUMIX DMC-GX8」で花火を撮った時の設定を中...

複数枚の写真を「比較明合成」

方法はズバリ、複数の写真を「比較明合成」することです。比較明合成は2枚の画像を重ねる(合成)時に、それぞれの画像を比較して明るい部分を残すという方法です。

真っ暗な夜空に輝く花火は複数枚の写真を難しいテクニックも必要なく簡単に綺麗に合成できます。

P1010077-81-85-86-88

この写真は、単純に下の5枚の写真を合成しました。

P1010077
P1010081
P1010085
P1010086
P1010088

合成を綺麗にするポイント

RAW画像で撮影する

花火をRAW画像で撮影しておくことで編集時画質の劣化をJPEG画像よりも圧倒的に抑えることができます。

写真全体の明るさを揃える

明るい写真が1枚でもあるとその写真の光が強く残ってしまいます。合成の前に一枚一枚の写真の明るさを揃えておきましょう。

夜空の背景色を揃えておくのがポイントです。簡単なのは夜空を真っ暗にしてしまうことです。

その性質を利用して、背景が一番綺麗に写っている写真を若干明るくし、背景部は目的の写真の光を優先させるといったことも可能です。

近い時間に撮影した写真を合成の対象にする

選んだ写真の明るさを揃えるという狙いがあります。特に夕方から夜にかけて行われる花火は開始と終了で空の明るさが大きく異なりますので、それらの写真を合成すると空が明るくなってしまいます。

また、近い時間の花火を重ねることで自然な絵になります。花火大会は、オープニング、新作花火、変わり種の花火、大玉連発、最後のスターマインなどなど、いろいろなストーリーがあるので、その一区切りの中の写真を重ねていくと不自然なく豪華になります。

LightroomとPhotoshopを使った方法

それでは筆者も利用しているLightroom Classic&Photoshop CCでの実際の方法を紹介します。特にLightroomは普段からRAW画像で写真を撮っている方には一番使いやすいツールかと思いますのでオススメです。

1.Lightroomで合成したい写真を選択し、右クリックメニュー「他のツールで編集」から「Photoshopでレイヤーとして開く」を選択する。

2.Photoshopが起動し写真を取り込み始めます。かなり時間がかかるのでしばらく待つ。パソコンの性能によりますが10枚くらいが限界かと思います。

3.Photoshopが起動したら、すべてのレイヤーを選択して「比較(明)」を選択。するとすべての花火が合成された状態になります。

4.花火の数が多すぎたら適当に間引く。各レイヤーの左にある「目」のアイコンをクリックしてOn/Offするだけで表示非表示の切り替えができるので簡単。

5.Photoshopで保存する時は「別名で保存」を選択し、TIFF形式で「複製を保存」を選択する。デフォルトでは「レイヤー」にチェックマークが入っていますがそのまま保存するとファイルサイズが大きくなりすぎます。

6.Lightroomに戻って、元の画像のあったフォルダ上で「フォルダーを同期」を選択すると保存されたファイルがLightroomに取り込まれます。

7.最後にLightroomで補正を行って、出力。

一度、作業の流れを覚えてしまえば簡単に作成できます。

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