カナディアン・ロッキー、2015年夏の旅、旅程の紹介とすべて個人手配で旅行するための豆知識

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「カナディアン・ロッキー」はバンフ、ヨーホー、ジャスパー、クートニーの4つの国立公園を中心とした観光地。3000メートルを超える山々、大小様々な湖、そして地球太古から息づく氷河からなる大自然の宝庫です。世界各国から旅行者が訪れ、もちろん日本人にも人気のスポットです。そんな、カナディアン・ロッキーを訪れた体験記をお伝えします。

個人手配で旅行を計画するためのノウハウ

個人手配の旅は面倒も多いのですが、旅の途中でもプランを変えられるのが魅力です。バンフ周辺の夏山の天気は変わりやすく、天候に応じて当初の計画から大きく変更しましたが、すべての行程でツアーを頼ってしまうとその自由度もなくなってしまいます。もちろん、熟練ガイドさんによるツアーは、無駄なく見所をちゃんと抑えてくれるということでは心強いのですので上手く組み合わせるのが一番ですね。

Freight train at Banff station

バンフの駅、貨物列車が通り過ぎていった

航空券、宿泊、レンタカー予約の心強い味方

個人手配の海外旅行で便利なのは航空券、宿泊、レンタカーを一括で予約できる「Expedia」です。使い続ければポイントで宿代も安くなります。しかし、100% Expediaが一番値打ちということでもないので、Expediaで一旦予約して他の手段で手頃なプランがあればそちらで組み直すということもできます(面倒なので今回はやりませんでしたが・・・)。

航空券購入の豆知識

航空券は行きと帰りの便をそれぞれ1日ずらすだけで数万円変わることもあります。結果1日滞在を延ばして宿泊したほうがお値打ちになることがありますので、日程に余裕がある場合には検討してみるのも良いかと思います。

今回利用したのはロサンゼルス発カルガリー着のエアカナダ。エアカナダはチケットの料金に複数のクラスがあります。タンゴ料金のチケットは格安ですが、預かり荷物1つ目から料金がかかりますのでご注意を。

宿泊予約の豆知識

旅程内で同じ所にこだわらずに複数の宿の予約をすることをお勧めします。多くのホテルが直前までキャンセルが効くことが多い(キャンセルポリシーの確認を!)ので柔軟なアレンジをして複数のパターンを予約しておくのも良いかと思います。

特に出発3,4日前になるとキャンセルが多くなり空きが増えます。バンフやレイクルーズ、ジャスパーで、憧れのフェアモント系列のホテルに宿泊したいところですが、そもそも空きを見つけるのが難しいので、直前キャンセルを狙って予定を組むという手もあります。

レンタカーの豆知識

カルガリー国際空港はレンタカー会社各社がありますが、多くの観光客がレンタカーを利用しますので予約をしておいたほうが無難です。そして、見知らぬ土地での運転、そして自然の中を走るので突発的な事故(もらい事故も考えられます)に備えて保険には必ず入りましょう

実際に運転してみた感想ですが、バンフ、レイクルーズ、ジャスパーといった国立公園内は道路が広く、見通しも良く、さらに交通量もさほど多くないので運転の難易度は相当低いです。

選択する車種はミドルサイズもしくはRVを。なぜなら、国立公園内、結構な距離を走るのでコンパクトやスモールの選択だと長時間の運転では窮屈に感じるかと思います。今回、HertzのミドルRVが手頃な値段でレンタルできたので選択したところ、車種はジープ・コンパスでした。大きすぎず運転しやすい車で、運良く走行距離は13000kmしか走っていない新しい車でした。5泊6日の合計走行距離は1356kmでした。

カナディアン・ロッキー特有の情報

入園料

カナダの国立公園では入園料金が必要です。レンタカーで訪れる際には、事前にオンライン購入可能です。

https://parkpass.banfflakelouise.com/

大人2人で7日以上滞在すると年間パスの方が安くなるのですが、こちらのサイトでは、人数や期間を自動的に計算してお得なパスを提供してくれます。そして、必ずプリントアウトして、持っていき車の窓越しに見えるところに貼っておきましょう。ところどころに検問があってチェックされます。因みにバンフの街の入口に大きな料金支払い所があるのですが、事前購入している場合は列に並ぶことなくパスできます。

このパスはロッキー周辺の国立公園で有効で少なくともバンフ、ヨーホー、ジャスパー国立公園では問題ありませんでした。

便利なお店はどこ?

バンフ中心にあるスーパー「Safeway」が飲料水や食料品を買い込むにはもってこいです。カルガリーからバンフをどこにも寄り道せずに目指すと途中にショッピングモール等がないので自動的にこのスーパーのお世話になります。

カナダではアルコールは販売許可を得ているお店でしか購入できません。Safewayでは買えなかったのですが、1ブロック離れたところにリカーショップ「Liquor Depot」がありました。また、カナダでは公共機関や施設(公園)などの外でアルコールを飲むことができないので、公共の公園でBBQしながらアルコールを飲むのはダメです。気をつけましょう。

2015年夏、5泊6日で訪れた際の旅程紹介

実際の旅程を紹介します。訪れる方の参考になれば幸いです。

  • 1日目
    • 到着の日。午後1時頃にバンフへ到着し、買い出しと周辺探索。
  • 2日目
    • 次の日より天気が崩れることがわかっていたので当初の予定を変更して、コロンビア大氷原へ。途中、レイクルイーズにも立ち寄りました。
  • 3日目
    • 雨の降っていなかった午前中にジョンストン渓谷のトレイルを終え、ヨーホー国立公園へ。午後より天気悪くなるものの時々雨が止むこともあるので諦めずに色々な場所を回りました。
  • 4日目
    • 雨の一日。1つ目のホテルをチェックアウトし、そのまま遠出せずにレイクルイーズとバンフ周辺とバンフの街中を探索し、2つ目のホテルにチェックイン。
  • 5日目
    • 雨だが稀に突然晴れるという変わりやすい天気。この日も遠出はせず、バンフ周辺を探索。
  • 6日目
    • 帰国の日。朝から晴れるようだったので、5時にバンフを出発しモレーン湖へ行き、帰り便が間に合うギリギリまでバンフに滞在。

アメリカ(特にロサンゼルス地区)から旅行する方へのお役立ち情報

ロサンゼルスからカルガリーまでの飛行時間はわずか3時間です。近いですので小さなお子さんがいても耐えられる飛行時間かと思います(ちなみにメキシコのロスカボスも同じくらい)。

エアカナダ LAX 6:30時発だと同日1PMにはバンフに着いてます。ただし LAX にあるエアカナダのカウンターはきっかり出発2時間前(4:30AM)にしかオープンしません。ほかの早朝便のある航空会社はすでにオープンしているので、みんな行列でイライラ。しかも、受付にも時間がかかる。ウェブチェックインはできるのですが預かり荷物があると結局同じくらい時間はかかりそうでした。

帰りの便は、必ず出発2時間前にカルガリー空港へ到着してください。アメリカへの入国審査がカルガリー空港で行われるため結構時間がかかります。その代わり LAX 到着後は国内線利用しているかのように何もなく、荷物を受け取ってすぐに空港から出ることができます。

ロードサービスのAAA会員はお得です。至るところで割引が受けられるのでダメ元でカードを提示してみることをお勧めします。やってみてわかったのですが、Brewsterが提供するコロンビア大氷原のツアー「Glacier Adventure」、新しいアトラクション「Glacier Skywalk」、ミネワンカ湖でのクルーズ「Banff Lake Cruise」はどれも割引されます(10%〜15%ほど)。詳しくはこちら http://www.brewster.ca/travel-info/ama-caa-members/

旅のためにアウトドア用品揃えるならばアウトドアショップ「REI」へ。多くのアウトドア用品ブランド取り扱っています。また、REIショップブランドの製品は値打ちでかつ高機能。セール品ならば30-80%引きで購入できます。

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