iPhone6 Plusの電池交換したら本当に動作速度が向上した!?

去年末からちょっと世間を賑わしている古い型の iPhone の動作速度が意図的に抑えられているのでは?という件について検証してみました。Apple は電池がヘタってくると突然のシャットダウンなどによってシステムを破壊させない様、本来の計算能力を抑えて動作する様に制御していると説明しています。

【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルが集団訴訟(クラスアクション)に直面している。「iPhone」の基本ソフト(OS)の更新により、旧機種の動作速度を意図的に抑えていることを米メディアに認めたため

もし、その話が本当ならば電池が磨耗しまくった手元の iPhone6 Plus の電池を交換したら動作速度が向上するのでは?ということで実際に交換してみました。

以下の記事は私の経験からですので全ては自己責任でお願いします

対象の iPhone6 Plus の状況

手元の iPhone は発売日の2014年9月19日に手に入れた「iPhone6 Plus 64GB」です。おおよそ3年と4ヶ月、毎日使っています。

特に 2017年9月に発表された iOS 11 に更新してから動作がモッサリと重くなり、最近では普通の文字入力やホーム画面でのスワイプでの切り替えですら遅く感じる様になりました。

バッテリー消耗具合は酷く、夜中に充電をして朝100%の状態であっても昼頃には電源が切れてしまうという具合で充電池が手放せない状態でした。

いざ、交換!!

今まで Apple は電池交換を8,800円で提供していましたが、今回の件により対象機種を1回に限り3,200円で提供することになりました。

バッテリーの消耗が早くなっていませんか?iPhone の修理サービス情報や、iPhone の駆動時間を延ばす方法をご案内します。

しかし、それすら待てないし、高い!

YouTube で交換方法を見て自分でもできそうだと判断し、Amazon で評判の良さそうなバッッテリーを購入して自分で交換してみました。精密ドライバーを使った電気モノの工作をした事がある人ならば簡単なレベルの修理です。

今回購入したバッテリーはこちら

電池と付属品(ピンセットがあると作業がしやすい)

バッテリー比較・表(右:元の電池、左:今回購入した電池)

バッテリー比較・裏(右:元の電池、左:今回購入した電池)

交換した結果は?

明らかに体感速度が向上しました!

文字入力の際に漢字の予測変換が表示されるテンポが若干遅く、入力にストレスを感じていたのが、全くストレスが無くなったり、ホーム画面のスワイプ切り替えのもっさり感も解消されています。これだけでも大きな違いです。

バッテリー交換から1週間経ちますがバッテリーの持ちも良くなり快適です。これで1年位持ってくれれば言うことなしです。

数値による検証

なんだか速くなった的な体感だけでは信用できないので、電池交換前と交換後のバッテリー状況と性能評価のためベンチマークをとってみました。

バッテリー状況

バッテリー状況の確認には「Battery Care」を使用しました。

電池容量 消耗率
交換前 1700/2915 mAh 42%
交換直後 2915/2915 mAh  0%
 交換1週間後 2915/2915 mAh  0%

交換前の電池消耗はひどい状態でした。もっと早くに交換すれば良かった・・・。

交換から1週間しかたっていないので評価するのは早いのですが、まだ電池のヘタリはありません。

性能評価

スマートフォンの性能の確認には定番のベンチマーク「Antutu Benchmark v6.3」 を使用しました。

交換前スコア 交換直後スコア 劣化率 Antutuスコア

iPhone 6 Plus

Antutuスコア

iPhone 5s

総合 60362 78886 23% 82784  60741
RAM 6194 7141 13% 7220  6694
CPU 16583 25623 35% 26799  22367
UX 15953 24182 34% 25416  20222
3D 21632 21940 1% 23345  11452

電池交換後、明らかにスコアが改善(60362→78886)しました。

Antutu Benchmarkでは様々な機種で比較ができるよう標準的なスコアが掲載されており、交換後、掲載されている iPhone6 Plus にかなり近いスコアが出ました。

電池交換前では特に計算能力(CPU)と並列作業のスピードや操作性の高さ(UX)についてスコアが悪いことから、体感で性能劣化を感じるのも納得です。

そして、電池交換前のスコアをAntutu掲載のスコアと比べてみると旧機種の「iPhone 5s」レベル以下という驚愕の事実がわかりました。

ということは、電池消耗によって1世代前のiPhoneを使っているかのような体感をしていると言えるかもしれません。

まとめ

電池交換だけで今使っている iPhone がまだまだ現役で使えるようになったので満足です。

電池の充電量消耗によってこれだけの性能を抑え込むのであれば、Appleはもう少し情報公開すべきだと思いました。これだけ劣化が顕著だと、バッテリー消耗によるシステム破壊から保全するというのは建前で、意図的に性能劣化させて買い替えを促していると捉えられても仕方がないかな。

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