初代OM-1 ファームウェアアップデートの期待

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発売からおおよそ2年が経とうとしている「OM SYSTEM OM-1」の後継機である「OM SYSTEM OM-1 Mark II」が2024年2月23日に発売されました。

AF機能では、ディープラーニング技術を利用した「AI被写体認識AF」がさらに進化。バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫)に加えて、新たに人物の認識も可能になった。「顔優先/瞳優先AFをAI被写体認識AFとして発展させたもので、人物が横向きや後ろ向き、目や口が隠れていてもオートフォーカスが働くよう認識能力が向上している」とのこと。初代 OM-1 で不満があったオートフォーカス周りに手が加えられているのは非常に素晴らしく、完成度が高まる印象です。これでライバル機である パナソニック LUMIX シリーズに追いつけると感じます。

初代 OM-1 はどうなるのか?

筆者は初代 OM-1 のユーザです。初代 OM-1 はオートフォーカスの性能が今一つ、多くのユーザから不満が出ていました。しかし、OMデジタルは新製品の発表ばかりで、初代 OM-1 の改善には無関心のようでした。そのため、メーカーへの評判は悪くなっていました。そんな中、OMデジタルが2024年2月11日に2024年秋に初代 OM-1 のファームウェアアップデートを予定していると発表しました。このニュースは、私を含めた初代 OM-1 のユーザにとって、ひとつホッとするものとなったでしょう。

ファームウェアアップデートの内容

OMデジタル公式の発表は上記のPDFファイルのみです。アップデートの内容を抜き出すと下記の通りです。

  • AF 性能:S-AF と C-AF のオールターゲット時に、主要被写体をより捉えやすくする等の一部のAF 性能の最適化
  • 操作性:撮影時のゴミ箱ボタンでのメニュー操作に対応し、右手でのメニュー操作を可能にする操作性の向上

ハードウェア性能が若干向上している OM-1 Mark II と全て同じ性能になることは無いでしょうが、「人物」の認識については Mark II 同等までは引き上げて欲しい!これがないと「LUMIX G9PRO」や 「LUMIX G9PRO Mark II」に見劣りしてしまいます。

また、「認識」ではなく「ピントがあう」というところまでちゃんといって欲しい!売りにしている「AI被写体認識AF」の被写体認識の部分は人物がないことを除けば良い性能です。しかし、肝心のAFの歩留まりが悪く、C-AFで撮影すると悪い方にハマるとミスショットを量産し、良いショットがほぼ無いということも大いにあります。

この2点がアップデートによって満足できる様であれば、数年は現役続行できるでしょう。

ピントさえあえば、こんな瞬間が

もちろん、写りは素晴らしい!

不満があるのはオートフォーカスだけなので、写真そのものの写りについては満足してます。秋頃に実施されるファームウェアアップデートに期待です。

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